写真家・奥脇孝一が、1981年から四半世紀をかけて撮り続けてきたモノクロームの花々の作品展です。1灯のライトから浮かび上がるシンプルで、シャープなHANAの形。極限まで要素を削り取ることによって、逆にあらわれてくる豊かな表情と力強い生命の息吹。白と黒だけの世界は、見る者のイマジネーションを強く刺激し、色や匂いまで伴って心に深く迫ってきます。
本展の後、6月にはスペイン・サラゴサでも「HANA '81-'07」展を開催予定。時代を超え、国境を越え、普遍の高みへと昇華していくインパクトの強い表現力。奥脇さんがこだわり続ける銀塩写真の魅力を存分にお楽しみください。 |
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