時間は普遍の尺度ではない。時代と場所によって、またその時の気分によって、違う時間が流れている、ように思える。主観的な時間・・・。 『SERENITY』では、時間は静かに密やかに流れている。神に近い時間から、暮らしのそばの時間まで。どれもが静寂の美をたたえ、小林鷹さんだけの時間が表現されている。『和花』シリーズとは趣を変えた、もうひとつのTAKA WORLD。一瞬を切り撮ってはいるが、その時間は決して止まっていない。